The Stellar Journal
アメリカの多様化と人種差別について
2023年6月29日、米国連邦最高裁判所(Supreme Court)は、アジア系アメリカ人(主に中国系)の学生団体「公平な入学者選抜を求める学生たち」(SFFA – Student for Fair Admissions)がハーバード大学とノースキャロライナ大学に対しておこした裁判で、ハーバード大学がアファーマティブ・アクション制度を採用しているのは違憲である、という判決を下しました。
日本側の専門手続きや法制度について紹介したいと思います
米国も同様だと思いますが、行政(いわゆるお役所)についてはタテ割り型のしくみになっていて、各分野、国、地方自治体と管轄が分かれています。まずはインターネットなどでその手続きを管轄する役所や窓口が、どの分野(住民登録、国籍、戸籍、税金、医療、介護、年金、など)か、またどのレベルの管轄主体(国、都道府県、市区町村、その他(外郭団体、民間企業)かを意識すると良いでしょう。
ESLの歴史 ― 第二言語を身に着ける
日本で外国人の子供が日本語がわからないというだけの理由で本来は学習障害など抱える生徒の為の特別支援クラスに入れられてしまっている、という記事がでていました。というのも、日本の公立小中学校には、外国人に日本語を教えるきちんとしたプログラムがない学校が多い上に、先生も日本語を母語としない子供をどのように扱ってよいかわからない、という面もあります。日本語がわからないと「かわいそうだから」と思ってしまうようです。その結果、普通学級で学ぶべき勉強をこなせず、高校や大学進学に必要な学力がつかない、ひいては将来良い仕事につけない、という結果を引き起こす可能性があるのです。
顧客が突然倒産してしまったら、どうすればよいか?
私は外国人として、2002年に日本で保険免許を取得し、取引信用保険の販売を始めました。最初は明治保険会社の代理人のみを務めていましたが、後に日本国内の他社と外資系保険会社の代理人ともなり、日本全国で取引信用保険を販売しました。
2005年にシカゴに帰り、与信管理会社を設立しました。それ以来、弊社のサービスの一環として、取引信用保険の販売を続けています。この間、米国内の多くの日系企業が被保険者として弊社の顧客となりました。
昔の英雄は今の悪者?
パンデミックの最中、2020年、ミネアポリスで起きた、白人警官によるジョージ・フロイドさん殺害事件の後、各地で黒人差別に対する暴動が起き、シカゴでもミシガン通りにある商店街のショーウィンドーが壊されました。そして、シカゴの中心地のグラントパークという公園にあった「アメリカ大陸発見者」であるクリストファー・コロンブスの像は撤去されました。
構造的差別とは?「警察官であること」の特権意識が生んだ悲劇
2023年1月、テネシー州メンフィスで黒人男性タイリー・ニコルズ氏が警察官5人に警棒で殴られるなどの暴行を受け、亡くなった。
全米各地で抗議デモが発生し、警官による過剰な暴行に非難が殺到したことを受け、バイデン大統領も2月7日の一般教書演説で警察改革推進を強調した。
何より社会を驚かせたのは、2020年に起きた白人警察官による黒人男性への暴力事件とは異なり、黒人の警察官による黒人男性への暴力事件であったことだろう。