The Stellar Journal
権威勾配と心理的安全性の低下がもたらす日本の未来
本年2月22日、日経平均株価が1989年の大納会でつけた史上最高値の3万8,915円を更新し、3月4日には史上初の4万円台を記録。7月11日には初めて4万2,000円台となり、8月には歴史的な乱高下を繰り返しました。石破新政権がスタートし、期待を込めて日本の明るい未来を思い描きたいところですが、日本社会の本質的問題を知ると、どうにも明るい未来は見えそうにありません。
兵庫県知事問題が他人事ではない理由
兵庫県知事のパワハラ問題(公益通報者保護法違反の疑い、自殺教唆罪の可能性も)は、いよいよヤマ場を迎えつつあるようです。ヤマ場とはいっても、不信任決議によって県知事が辞任するか、議会解散となるかというだけですので、そもそもの公益通報者保護法違反や内部告発者への圧力や迫害行為などについての検証はまだ先になりそうです。
新紙幣発行の陰に感じる懸念
先月、新紙幣が発行されたのはご承知のとおりです。20年ぶりの新紙幣とのことですが、果たしてどういう意図があったのでしょうか?
財務省は、ホームページ上で今回の新紙幣の発行について、偽造紙幣による被害防止のためと説明しています。
また、同時に前紙幣発行から20年近くが経過し、その間に民間の印刷技術が大幅な進歩を遂げていること、目の不自由な方や外国人のためにも、ユニバーサルデザインの考え方を踏まえた紙幣デザインが世界の潮流であることなどをその理由としています。